H20.4ダイヤ改正前レポート
南部バス編
八戸市営バスでは、2008年4月1日に減便しながらも省力化・効率化を目指したダイヤ改正を実施します。
今回はなんといっても南部バスとの八戸駅線共同運行化の実現が目玉となっており、他にも「八戸市公共交通再生プラン」で幹線的路線と位置づけられた鮫線、岬台団地線のパターンダイヤ導入と交互運行による中心街〜労災病院通間の日中10分間隔運行が実施されることです。
実質減便となりますが、見た目を不便に見せない取り組みが行われることが注目されます。
本稿では廃止系統を中心にダイヤ改正直前の様子をご紹介したいと思います。
2008年4月1日のダイヤ改正に関連したブログ記事⇒八戸鉄道・バス研究会別館ブログ

◆是川団地線(東十日市経由工業大学行き、東十日市経由南高校前行き)廃止
南高校行きのうち、商業高校前(楢館)の東十日市経由及び、平庭発の岬台団地北口経由が廃止となります。また、東十日市経由で運行する工業大学行きも廃止されます。
1.是川団地線(東十日市経由工業大学行き)
東十日市経由で運行されている工業大学行きが廃止となります。
 
2.是川団地線(商業高校前(楢館)発、東十日市経由南高校前行き)廃止
是川団地発と商業高校(楢館)発の2台が同時刻で運行していましたが、今改正では是川団地発のみ1台の運行に統合されます。
 
◆平庭発南高校線(岬台団地北口経由)の廃止
是川団地、商業高校前発と合わせて、同じ岬台団地北口経由の平庭発南高校行きも廃止されました。
こちらは側面に岬台団地北口と表示されるだけで意外とシンプルなものです。
なぜか正面には岬台団地北口が略され、岬台北口と表示されていましたが。
 
◆是川団地線(斎場前経由工業大学行き)廃止
斎場前経由の系統も廃止されてしまうため、是川団地から工業大学への直通系統が全廃されてしまいます。
 
◆旭ヶ丘線(大町二丁目経由)廃止
市内循環線の入庫も兼ねていた大町二丁目まわりの旭ヶ丘営業所行きが廃止されます。また、上りの朔日町行きも廃止されます。
 
◆美保野線と工業大学線を統合・短大前行きの廃止
LED表示 方向幕表示の頃
懐かしい「バイパスまわり」 側面幕
美保野線と工業大学線が統合されることにより、(三日町〜)旭ヶ丘営業所〜美保野口〜工業大学前〜短大前〜八戸大学という系統になります。これにより短大前行きが廃止されます。
 
◆鮫線・岬台団地線パターンダイヤ導入
鮫線と岬台団地線が交互運行により日中10分間隔の運行が実現します。
地方都市でパターンダイヤが導入されるのは極めて珍しいケースですし、利便性の向上によりバス利用者が増えてくれることを期待したいものです。
 
◆八戸駅線共同運行化に伴う乗り場変更
八戸駅東口の乗り場が事業者別から方面別に再編されることに伴い、市営バス専用だった1番乗り場、2番乗り場が変更となります。
変更後は1番乗り場が根城大橋・田面木経由中心街方面、2番乗り場が内舟渡経由中心街方面となり、中心街方面に向かう人たちは鉄道からの乗り換えが至近かつスムーズとなります。

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