階上町コミュニティバス運行式レポート

平成21年4月1日より階上町内の全域をカバーする「階上町コミュニティバス」運行が開始されました。
南部バスの一般路線廃止に伴い、階上町では2年間にわたり「生活交通検討委員会」を設置して検討・試験運行等を行い、今回の運行開始に至りました。
運行ルートについては、全町内を回るよう「東部循環線」、「金山沢線」、「田代線」、「蒼前線」の4線に分けて、階上町役場の裏手にある「ハートフルプラザ」を乗継休憩拠点にして、全てのルートがハートフルプラザ発着で運行されるようになりました。
今回は平成21年4月1日に行われた運行式の様子をお伝えするとともに、階上町コミュニティバス路線の概要についてご紹介したいと思います。


北日本中央観光バスは、日野リエッセの貸切車をそのまま使用しています。今回のコミュニティバス運行に合わせて路線免許を取得したようです。 後部にもキャラクターシールが貼られている以外は、あまり手を加えられていません。シールを剥がせば、そのまま貸切車としても再利用できるための措置でしょうか?
大型貸切車(富士7E)も朝1便だけ運行に入っているようです。通学時間帯に合わせた対応と思われます。 「貸切」の文字下にマグネットで「階上町コミュニティバス」と貼ってあるため、取り外せば貸切車として使用できるようにしています。
南部バスの機械式運賃箱と異なり、プラスティックの簡易的な運賃箱がなんとも印象的でした。 運行式に合わせて階上町長の祝辞がありました。
南部バス2台と北日本中央観光バス1台の計3台を並べてのテープカットが行われました。その後、バス2便の出発を見送り、運行式は無事終了しました。 おまけ:階上町のバスは、エアロバスの中型車が使用されていました(コミュニティバスではありません。自家用登録です)。
 
【階上町コミュニティバス路線の概要】
1.東部循環線(北日本中央観光バス運行)
ハートフルプラザから東部の各行政区を回って、ハートフルプラザに戻る、東部全区を交互に5周(2.5往復)する循環型で運行します。
ただし、朝7:04発「駅前発」と夕方18:51「ハートフルプラザ発」の朝夕の特別便も運行します。中学生以下もご利用ください。
 
2.金山沢線及び田代線(南部バス運行)
田代からハートフルプラザまでと、金山沢からハートフルプラザまでのコミュニティバスがそれぞれ3往復します。朝夕はスクールバスとして運行しますが、一般の町民も混乗できるようになります。田代線が階上中学校に7:32、金山沢線が7:50に到着し、夕方は18:30に学校を出発するよう2台で運行を行い、昼の時間帯はそれぞれハートフルプラザと金山沢線、田代線を相互に回送移動しながら発着し、1往復で運行して、併せて3往復となります。
 
3.蒼前線(石鉢ふれあい交流館経由)(南部バス運行)
各路線の到着時刻に併せながら、ハートフルプラザ及びみうらクリニックを3往復運行します。
 
4.乗継等
基本的には、「ハートフルプラザ」からそれぞれのルートに待ち時間調整がありますが、できるだけ「路線バス」に乗り継ぎできるように時刻設定しています。また、町内を縦横しながら運行している路線バスや、東部地区を走っている「JR八戸線」に可能な限り連絡し、利便性を高めています。

TOPへ